おまかせサーバサービスご利用のお客さま へ

おまかせNews 10月号をお届けします。

今月、来月の2回に分けて「おまかせサーバサービスのメールサーバからエラー
メッセージが送られてきた場合の対処方法」についてお話させていただきます。
代表的なエラーメッセージ5つを取り上げてご説明いたします。

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      おまかせNews − 2004年10月号
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おまかせサーバサービスのメールサーバからエラーメッセージが送られてきた場合の
対処方法(1/2)
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時々、「おまかせサーバサービス」の「Mailサービス」をご利用のお客様から
『メールを送ったらこんなエラーメッセージが返ってくるのだが、その意味
を教えて欲しい』といったお問い合わせを受けることがあります。

メールの送信が失敗する理由は様々ですが、その理由をメールで伝えてくれる
ものがエラーメッセージです。
「どれがエラーメッセージなの?」という方のために簡単にご説明します。

エラーメッセージは、送信元または送信先のメールサーバから送られてきます。
一般的には送信元(From)のアドレスがMAILER-DAEMONという名称で送られてき
ます。まれにエラーを発信するメールサーバが自動で「メールサーバのホスト名
(@の後ろの部分)」を付けて送る場合もあります。(*注1)

 (*注1)最近は、このFromを詐称したコンピュータウィルスも存在しています。
     必ずしもご自身の送ったメールのエラーが返信されてきたとは限りま
     せんので、「MAILER-DAEMON」からのメールの扱いには十分ご注意下さ
     い。

メールサーバが送り出すエラーメッセージは、エラーの事象により、
・弊社のメールサーバが発信する場合
・送信先のメールサーバが発信する場合
があります。

前者の場合の、問い合わせの多い2つのエラーメッセージを取り上げ、
その発生事象別にご説明いたします。
(後者の場合は、送信先サーバの管理は他社が行っているため、おまかせサーバ
サービスセンタでは確実な対応方法を回答できません。後者の場合は、送信先の
サーバ管理者にお問い合わせ願います。)

●--送信先のサーバのメール容量が規定のディスク容量を越えている場合--

お問い合わせの中で一番多いものが、このエラーについてです。

【発信メールの内容の抜粋】
----- The following addresses had permanent fatal errors -----
<foo@example.co.jp>

----- Transcript of session follows -----
procmail: Quota exceeded while writing "/var/mail/aaa12345"
550 <foo@example.co.jp>... Can't create output

【エラーメッセージの意味】
「Can't create output」という文言があった場合は、その直前のメールアドレス
(上記では<foo@example.co.jp>)のメールボックス容量が規定のディスク容量を
越えているため、「メールサーバが送信者のメールは受け取れない」ということを
意味しています。

【対処方法】
弊社ホームページの会員専用ページのFAQ(よくあるご質問)にも記載しています
http://member.omakase.jp/support/faq/tech.html#q8m
技術に関するよくある質問 Q8)が、
このエラーは「相手先のメールボックスが規定のディスク容量を超えているため、
新しいメールは受け取れない場合」に返ってくるメッセージになります。相手先
の方がメールボックスからメールを削除しない限り、その方は新着メールを受け
取ることが出来ません。
相手の方にその旨、メール以外の方法でお伝えして、メールソフトの設定を「サー
バにメッセージのコピーを残さない」設定に変更していただき、受信操作を
行っていただくことによって、サーバからメールが削除されますので、その後
その方にメールが送れるようになります。

Windows版Outlook Expressでの「サーバにメッセージのコピーを残さない」設定
方法につきましては、会員専用ページのFAQ 技術的なよくある質問 Q7で
ご案内しております。http://member.omakase.jp/support/faq/tech.html#q7m


●--同じ社内のメールアドレスに送ったが、送信者のメールアドレスが間違っている場合--

【原因と状況】
お問い合わせの中で次に多いものが、このエラーについてです。
ただし、この場合はエラーメッセージが送られてこないため、送信相手から「届い
ていない」と言われない限りわかりません。

例えば、お客様のメールアドレスが、
正:<omakase@examle.co.jp>からメールを送ろうとして
誤:<oma@example.co.jp>という誤ったアドレスを「From」に設定してしまい、同じ
ドメイン「example.co.jp」の社内の人に送信した場合、弊社のメールサーバは、
<oma@example.co.jp>というアドレスが「無い」ことを知っているため、受け取り
を拒否します。

メールサーバは、拒否した結果を<oma@example.co.jp>宛てにエラーメッセージを
送ってはいる(ご利用形態によってはメールアプリケーションで即座にエラーが出る
場合もあります)のですが、実際にはそのメールアドレスは存在しないため、結局
誰にもエラーメッセージが届かず、結果お客様本人も知ることが出来ないのです。
(*注2)

(*注2)ちなみに弊社サーバでは、迷惑メール対策の一部として、「From」の
     メールアドレスの「@の後ろの部分が存在しないホスト」からのメール
     がきた場合、サーバでは受け取りを拒否する仕様になっています。
     「@の後ろの部分」を間違えてメールを発信した場合は、お使いのメール
     ソフトで即座にエラーが出ます。

【対処方法】
上記のような場合は、まずは、お使いのメールソフトで「From」のメールアドレスの
設定をご確認ください。それでも解決しない場合は、おまかせサーバサービスセンタ
へご連絡下さい。


メールのエラーメッセージは大変多岐にわたり、その状況によっては解析が難しい場合
も多々あります。そのため、上記対処方法が必ずしもあてはまらない場合もありますが、
ご参考にしていただければ幸いです。
日々ご利用いただいている中で、ご不明な点がございましたら、お気軽におまかせサーバ
サービスセンタまでお問い合わせ下さい。
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